ワンランク上のガンプラ製作をするための最初の手順として「ゲート処理」があります。各パーツをランナーから切り離す前に前に、まずはこのゲート処理を施しましょう。
箱から出したばかりのガンプラはプラスチックの骨組みで留められています。 この骨組み部分を「ランナー」と言い、さらにランナーとパーツを留めている数ミリ程度のプラスチック部分を「ゲート」と呼びます。ランナーとゲートの部分には色々な使い道がありますが、個人で再利用することは難しいのである程度のサイズに切ったら捨ててしまって構いません。ゲート処理はプラモデルを作る上で非常に多くの数をこなす必要がある工程で、失敗すると後々の手間が増えてしまう難しい加工となります。ただ単にパーツを切り離すだけなのですが、この切り離しを綺麗に仕上げないことにはプラモデル独特のチープさを消すことはできないので、ワンランク上のガンプラ作りにこだわる方は気をつけたいところ。 切れ味の良くないニッパーでランナーからパーツを切り離す作業すると白く曇ってしまったり、または毟れて穴が残ったりするのでこちらも注意しておきましょう。パーツの切り離しには薄刃のニッパーなどがオススメです。ニッパーであればカッターで削りすぎて余分な部分も削り取ってしまうというケースにはなりにくいので、パーツの切り離しは焦ることなくパチンパチンとリズム良く淡々と、無理なく作業できるようにしましょう。
ランナーからパーツを切り離して切り離し部分をきれいにすることを「ゲート処理」と言います。 ゲート処理のコツは、パーツから少し離して切ること。まずランナーから1mm程度ゲートを残したままにしておいてからパーツを切り離すようにします。次にゲートの厚さが薄い方を挟んでニッパーで更にゲートを落としましょう。ガンプラ初心者の方は鋭利なニッパーでゲートをギリギリまで切ったあとに、パーツ側に残った微量のゲート部分にやすりがけを施しても構いません。実際には鋭利なニッパーで切っても切断面は白化してしまうので、ゲート処理に慣れてきたらゲートを少しだけ残し、やすりがけで綺麗にするとモアベターです。切り離した部分を鉄やすりなどで軽く削ぎ落とし、紙やすりを400番から1000番と順にかけていきます。キットによっては1500番までかけることもあります。紙やすりは作業しやすい大きさに切っておき、表側に番号を書いておくと使いやすくなります。鉄やすりや400番の紙やすりをかけるとゲート以外の部分も傷ついてしまいますが、1000番、もしくは1500番までかければ綺麗になるので特に気にする必要はありません。これらヤスリがけをしても若干跡が残るかと思いますが、最後にTOPコート(つや消し)を吹けば見えなくなるので問題はありません。しかしそれでもゲート跡が残ってしまうケースがあるのも事実。そんな時は成型色と同じ色のガンダムマーカーで少し塗ってやれば目立たなくなります。但し、合わせ目消しをする部分のゲートは鉄やすりでゲートを削ぎ落とす程度に抑えておき、紙やすりをかけることはしないでください。合わせ目を消す部分を接着する前に削ってしまうと、段差ができて合わせ目を消し難くなるので注意が必要です。成型色を生かす場合ゲート処理の後が残っていると目だつことになるので丁寧に処理しましょう。 ゲート処理は削り過ぎないことを心がけておかないと、削りすぎたときに簡単製作ができなくなります。
ヤスリをかける時のコツはまず何よりも「力を入れない」ことにあります。 力を入れてヤスリをかけてしまうと、パーツの表面がフラットにならなかったり、シャープなパーツなのに角が落ちてしまったり、ヤスリでついた傷が取れずに目立ってしまう、といったトラブルが発生します。無理にヤスリを密着させず、当たる部分から削っていくようにしましょう。ヤスリがけの二つ目のコツは「一定方向にかける」ことです。ヤスリでの傷を交差させるとその傷が深く、さらに荒くなってしまい、細かな番数に移った時に消えにくくなる原因になります。トラブル回避のためにも、紙ヤスリは切り分けて使うことと、折って硬さを調整すること、詰まったペーパーは使わないことを心がけましょう。溝や傷を埋められるコンパウンドは塗装をする場合はかけない方が無難です。コンパウンドに含まれている油分は塗料をはじいてしまうので中性洗剤で洗ってからの塗装をしましょう。また、塗膜はある程度の傷が残っていた方がパーツへの食い付きが良くなり、さらに剥離しにくいというメリットが生まれるのでガンプラの塗装を前提としている方は600番〜800番くらいで ヤスリがけを終えたほうがいいかと思います。