ゲート処理と合わせ目消しが終わったら次はいよいよ塗装です。さて、塗装を行う前にデザイン画やパッケージイラスト、可能であれば劇中で動いている映像を見ても構いません。成型色が設定色と異なる部分を探してみましょう。完成写真とキットの色が 違う部分があるはずなので、その部分の塗装をして完成度を高めるのが塗装の工程です。足りない色や変更すべきパーツ色が決まったら必要な塗料を用意してください。塗料にはラッカー、エナメル、アクリルと言う3種類があります。合わせ目を消した各パーツを組み立て後に塗装を行うので、まずはパーツを組み立てるところから初めて下さい。
通常の塗装であれば、クレオスのプロスプレー等の簡易エアブラシで十分かと思います。これは3000円ほどで買えるのでまだお持ちでない方はご購入を検討してみてはいかがでしょう。驚くほど綺麗に塗れるかと思います。塗料はガンプラにあった色にするためスポイトで少しずつ調合し、よくかき混ぜます。塗料と薄め液の割合は塗料1に対して薄め液1から2程度が目安です。 調合が終わったら一度試し吹きをし、この時点で糸を引くようならもう少し薄める必要があります。一度塗装して色が乾いた後、何回か重ね塗りをするとより綺麗な色に仕上がります。色が完全に乾いたあとは、ゆっくり丁寧にマスキングテープを剥がしましょう。エラブラシ塗装経験者はみな誰もが通る道だと思いますが、マスキングテープを剥がしてみて初めて気づきますが、しっかりとマスキングしたつもりでも意外とマスキングが失敗していてはみ出たりしているものです。色がはみ出てしまっているときはデザインナイフで削ってやりましょう。はみでるのとは逆に、塗りが足りない部分がある場合は筆でちょんちょんと塗ることになります。多少色のガタ付きが目立つかもしれませんが、これは上から墨入れしてしまえばわからなくなるので、この時点では放っておきます。缶スプレーで塗装する場合もエラブラシと同じで、調合や片付けをしなくて良い分作業的には楽ですが若干お金がかかるのがネックです。
筆塗り塗装の場合、色の調合は塗料1に対して薄め液1くらいが目安となります。筆塗りのコツは重ね塗りで、一方向に向かって一度丁寧に塗り、これが乾いてから1回目とは垂直方向に塗りましょう。更にこれが乾いたら又1回目と同じ方向に塗ります。計3回筆を重ねればまず綺麗に塗れるかと思います。 筆塗装における最大の注意点は天候で、雨の日の塗装は厳禁です。モデラーの専門用語になりますが、室内や室外などの湿度が高い塗装環境の場合、ラッカー塗料のシンナーが塗料内水分より早く乾燥してしまって塗装箇所が白くなる「カブる」という減少がおきてしまいます。塗装を施すときは空気が乾燥しているときが一番いいと言われています。季節ならば秋が最適でしょうか。
小中高の図画工作の時間などで筆を使って絵に着色したことがあるかと思いますが、筆ってどうしてもムラ出てしまいます。 このムラを嫌うモデラーの多くは缶スプレーやエアブラシを使って塗装していますが、専用の塗装具はお金がかかるのでイヤだという方も中にはいらっしゃいます。どうしても筆で塗装したい場合、以下の注意点に気をつけておきましょう。
これら2点を忠実に抑えておけば多少ではありますが筆ムラを抑えることができるかと思います。筆塗装の後はつや消しのトップコート、もしくははスーパークリアを吹いてやれば結構目立たなくなるので試して見てはどうでしょうか。塗装全般に言えることですが、ヤスリがけなどの表面処理したほうが塗料がのりやすいので手間を惜しまず表面の処理はきちんとしておきましょう。